村田製作所、AIで太陽光発電と蓄電池を最適制御する「efinnos」外販開始

■再生可能エネルギー100%工場の実績を活かし、製造業の脱炭素化を支援

 村田製作所<6981>(東証プライム)は7月11日、AIを活用した統合型再エネ制御ソリューション「efinnos」を外販開始したと発表。太陽光発電と蓄電池を効果的に管理することで、再生可能エネルギーの自給率を最大化し、コスト削減に貢献する。このシステムは、工場や事業所での電力需要の変動に応じて供給量を最適に制御し、安全で安定したエネルギー運用を可能にする。

 温暖化対策として、製造業における再生可能エネルギーの利用が重要視される中、村田製作所は自社工場での導入実績を活かし、「efinnos」を開発した。このシステムは、AIが電力需要と発電量をリアルタイムで監視・制御し、最適なエネルギー管理を実現する。各工場の条件に応じた導入・運用支援サービスも提供し、効果的なエネルギー活用を支援する。

 同社は、再生可能エネルギーの有効活用を目指し、今後も持続可能な社会の実現に向けた技術開発を進めていく。既に国内5カ所の自社工場で運用されている「efinnos」は、再生可能エネルギーの利用率向上に寄与し、各地での実証結果を基にさらなる展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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