18日新規上場のカドス・コーポレーションは公開価格の11%高で初値つけ上値を指向

株式市場 IPO 鐘

■土地オーナーとテナント企業の双方のニーズをつなげるビジネスモデルで拡大

 7月18日に新規上場となったカドス・コーポレーション<211A>(東証スタンダード)は、山口県・広島県を中心に流通店舗(コンビニエンスストア、ドラッグストア、飲食店等)の設計施工を行うなど、「建設事業」「不動産事業」を行っている。取引開始から19分後に3210円(公開価格2900円の11%高)で初値をつけ、その後3345円(同15%高)まで上げる場面を見せて売買されている。

 設立は1999年2月。競合企業の多くが、テナント企業の出店が決定した案件の施工を請負うことに集中しているのに対し、土地の有効活用を希望する土地オーナーの情報やテナント企業の情報をもとに、オーナーとテナント企業を引き合わせ、双方のニーズをつなげることで建築工事の受注に結び付けるビジネスモデル「カドスLANシステム」を展開。土地の特性に合わせた最適な事業プランの提案から店舗の設計施工、テナント企業の出店までをトータルプロデュースしている。

 業績予想(2024年7月期・個別、会社発表)は、売上高6300百万円(前期比11.3%増)、営業利益623百万円(同19.5%増)、当期純利益は385百万円(同5.2%増)を予想している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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