KOKUSAI ELECTRICは急反発、未定だった自社株買いの期間を発表、上位株主の売りによる影響緩和をめざす

■未定だった自社株買いの取得期間を発表、影響緩和策を改めて好感

 KOKUSAI ELECTRIC<6525>(東証プライム)は7月23日、反発基調で始まり、取引開始後は4970円(250円高)をつけて急激に出直っている。22日の夕方、7月10日に発表した自己株式の取得(自社株買い)について、未定だった自社株買いの取得期間を2024年7月30日から同年9月20日までと発表。株式売出しにともなう株式需給への影響を緩和する観点から自社株買いを行うことが改めて好感されている。

 10日は株式売出しも発表した。上位株主のケイケイアール・エイチケーイー・インベストメント・エルピー(KKR HKE Investment L.P.)、ケーエスピー・コクサイ・インベストメンツ・エルエルシー(KSP Kokusai Investments,LLC)より、その保有する当社普通株式を売却したい旨の意向が確認されたことにともなうもの。自社株買いは、これらの売却による市場価格への影響回避などをめざすとした。

 自社株買いの取得上限株数は600万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合2.55%)、取得総額180億円(上限)、取得期間は2024年7月30日から同年9月20日まで。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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