亀田製菓は急反発、第1四半期の大幅増益と業績予想の増額修正など好感

■通期の業績予想には上期の分歯科織り込んでいない印象

 亀田製菓<2220>(東証プライム)は8月5日、急反発の相場となり、午前10時20分にかけて4%高の4320円(175円高)まで上げて大きく出直っている。前取引日・2日の15時に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が各利益とも4~5割増益となり、業績予想(第2四半期累計、3月通期)を全体に増額修正し、好感買いが先行している。

 また、全体相場が大幅続落模様とあって、銘柄選びの基本である業績動向に立ち返って銘柄を選別する動きにも乗っているとみられている。第1四半期は、売上高が国内米菓事業、海外事業、食品事業ともに前年同四半期を上回る実績を確保し、前年同期比8.3%増加した。営業利益は海外事業の損失が前年同四半期から拡大したが、国内米菓事業および食品事業が好調で同四半期比53.5%増となった。営業利益の業績予想は第2四半期の予想を従来比55.6%(5億円)上回る見込みに見直し、3月通期も同11.1%(5億円)上回る見込みに見直した。通期予想には上期の増加分しか織り込んでいないことになり、下期の動向次第では上振れる可能性が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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