フクダ電子が国内初となるAIで隠れ心房細動リスク推定する12誘導心電計を開発

■従来の心電図検査では見つけられなかった不整脈をAIが検出

 フクダ電子<6960>(東証スタンダード)は8月23日、国内初のAI解析機能付き12誘導心電計「カーディマックス FCP-9900Aiシステム」を2024年10月から発売すると発表。同製品は、洞調律心電図から過去の発作性心房細動(PAF)発症可能性をAIで推定する「隠れ心房細動リスク推定機能」を搭載している。

 従来の心電計では困難だったPAFの可能性推定が、AIモデルにより可能となった。心電計本体にAIモデルを搭載し、外部PC不要で解析を完結できる。解析処理時間も最小限に抑え、臨床現場での円滑な運用を実現している。

 心房細動(AF)は高齢者に多い不整脈で、無症候性や発生頻度の低いものは従来の検査で見逃されやすかった。AFは脳梗塞や心不全、認知症と関連するため早期発見が重要である。同製品のAIモデルによるリスク推定は、AF患者の早期発見に貢献することが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る