シャープ、スリム型スタッカー自動搬送ロボットの受注を開始、狭い通路もOK

■多品種少量生産に対応、製造ラインの変革を後押し

 シャープ<6753>(東証プライム)は8月26日から、製造工場における材料や仕掛品の搬送を自動化するスリム型スタッカー自動搬送ロボットの受注を開始したと発表。同機は、近年の市場ニーズに応じて多品種少量生産の流れが加速する中、製造ラインの柔軟な変更に対応できる生産設備として開発された。

 スリム型スタッカーロボットは、従来の固定設備に代わり、材料や仕掛品を自動で搬送する機能を持つ。幅900mmの狭い通路でも通行可能な設計で、製造ラインの変更にも柔軟に対応できる点が特長である。さらに、材料や仕掛品の入った箱を最大4個同時に積載し、それぞれ異なる目的地への搬送が可能で、現場の環境や状況に合わせた運用が期待される。

 このロボットは、東京ビッグサイトで9月10日から開催される「国際物流総合展2024」にて展示される予定。本体に搭載されたカメラによる高精度なポジション調整機能や、吸着式やフォーク式などの多様な移載ユニットに対応している点もアピールポイントである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る