三菱重工、防衛省向け3900トン型護衛艦「たつた」の命名・進水式を長崎で実施

■竜田川に由来する艦名、地域との縁を反映

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は7月2日、防衛省向けの3,900トン型護衛艦「たつた」の命名・進水式を長崎造船所長崎工場で実施した。長崎での命名・進水式は2024年12月の「ながら」に続くもので、今回の「たつた」は同型艦「もがみ」型の11番艦に当たる。艦名は奈良県を流れる竜田川に由来し、2026年度中の引き渡しを予定している。

 同艦は、船体や機関、武器、電装といった艤装工事を経て、実戦投入可能な状態に仕上げられる見込みである。三菱重工は、これまでのノウハウと技術を結集し、性能とコスト両面に優れた艦艇の建造を推進している。

 三菱重工グループは、トータルシップインテグレーターとして、省人化・無人化・早期装備化など防衛ニーズへの対応に取り組む構えを示す。艦艇建造にとどまらず、就役後の維持や能力強化にも注力し、今後も防衛装備の進化を支える役割を担っていく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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