JALと三菱重工、航空機アフターマーケット事業で協業開始、航空産業強化へ向けた新たな連携が始動

■運航・整備と設計開発の知見を統合し、課題解決を目指す

 日本航空(JAL)<9201>(東証プライム)と三菱重工業<7011>(東証プライム)は8月27日、航空機のアフターマーケット事業に関する共同検討を開始することで合意し、覚書を締結したと共同発表した。両社はそれぞれの専門知識を活用し、同事業における諸課題への対応を進めていく。

 航空機アフターマーケット事業は、製造・販売後の修理、整備、部品供給、改修などのサービスを提供し、安全性と運航効率の維持・向上に不可欠である。近年の航空旅客需要の回復に伴い、整備需要も高まっており、JALの運航・整備の知見と三菱重工の設計開発・製造・認証および北米でのMRO(修理・整備)知見を結集させる意義は大きい。

 この共同検討は、JALグループの株式会社JALエンジニアリング(JALEC)が推進していく。JALと三菱重工は、航空機産業における人材育成と技術開発の発展を目指し、引き続き協力を深化させていく予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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