Jトラストが年初来の高値に迫る、約182億円の判決債権に注目強まる

■アジア子会社のシンガポールでの訴訟で相手方が控訴を撤回

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は9月3日、再び一段高となり、午前11時にかけて7%高の487円(33円高)まで上げ、今年1月につけた年初来の高値500円に迫っている。国内と韓国、モンゴル、東南アジアで金融事業などを行い、第2四半期決算(2024年1~6月・累計、連結)の営業収益は「中間期としては過去最大」(決算短信より)などと好調。8月28日、約182億円の判決債権を保有するアジア事業子会社のシンガポールでの訴訟案件で相手方による控訴が撤回されたと発表。この賠償額の業績上乗せにも期待が強まっている。

 また、8月9日に自社株買いの枠拡大を発表。24年3月27日から同年11月30日までの予定で行っている自社株買いについて、取得上限株数をこれまでの400万株から600万株(自己株式を除く発行済株式総数の4.36%)に拡大した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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