ケンコーマヨネーズの出直り目立つ、第1四半期で収益の大幅改善が確認されPERの割安目立つ

■9月中間配当は19円(9円の増配)を予定

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は9月11日、2日続伸基調となり、午前10時半にかけて4%高の2340円(95円高)まで上げている。第1四半期決算(2024年4~6月・連結)が前年同期比で営業利益8.7倍となるなど、収益の大幅改善が確認され、株価は9月2日に2020年以来の高値2468円まで値上がりした。直近は微調整相場だが、今期予想PER(株価収益率)をみるとキユーピー<2809>(東証プライム)に比べて大幅に割安な位置にあり、買い意欲は根強いようだ。9月中間配当は1株19円(前年同期比9円の増配)を予定する。

 第1四半期決算を発表した8月5日時点での今期予想1株利益は197円82銭。直近の株価はこの約11倍(PER11倍台)になっている。一方、キユーピーは今期予想PERが24倍前後になり、ケンコーマヨネーズに比べると割高感の強い相場になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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