【株式市場】前場の日経平均は180円高、資源株や電力株が高く新首相の政策関連株も物色活発

◆日経平均は3万8732円41銭(180円35銭高)、TOPIXは2698.92ポイント(15.21ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億1246万株

 10月4日(金)前場の東京株式市場は、中東情勢を受けてNY原油が急騰したことなどで石油資源開発<1662>(東証プライム)などが活況高となり、東京電力HD<9501>(東証プライム)などの電力株も電気料金の値上げへの思惑に加え、午後に予定される首相の所信表明演説での原発に関する方針への期待などで一斉高。やはり首相方針への期待で三菱重<7011>(東証プライム)や北國FHD<7381>(東証プライム)などの地銀株なども値上がりした。四半期決算好調のワールド<3612>(東証プライム)は活況高。日経平均は42円高で始まり、午前10時頃に50円24銭安(3万8501円82銭)まで軟化したが、次第に上げ相場となり前引け間際には183円23銭高(3万8735円29銭)まで上げた。

 三陽商会<8011>(東証プライム)が急激に出直り、発行株数の8%の規模の自社株買いなど好感。セブン銀行<8410>(東証プライム)は急反発となりセブン&アイHDが非連結化を検討との観測報道を受け材料株妙味。菊池製<3444>(東証スタンダード)は子会社の国産ドローン事業など材料視され急伸。マイネット<3928>(東証スタンダード)は再び一段高となりプロバスケットBリーグ公認のスポーツゲームの滋賀レイクスとのシルバーパートナー契約など材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は9億1246万株、売買代金は1兆9375億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1269銘柄、値下がり銘柄数は330銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、銀行、電力ガス、パルプ紙、小売り、精密機器、サービス、その他製品、(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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