みずほフィナンシャルグループ、米核融合スタートアップZap Energyに出資、脱炭素社会実現へ前進

■フュージョンエネルギーの商用化加速、日本初となる投資

 みずほフィナンシャルグループ<8411>(東証プライム)は10月7日、アメリカの核融合エネルギー技術開発企業Zap Energyへの出資を発表した。この出資は、みずほイノベーション・フロンティアを通じて行われ、カーボンニュートラル実現に向けた新たな取り組みの一環である。

 Zap Energyは、2017年に設立された核融合発電技術企業で、Zピンチ方式を用いた小型で効率的な核融合炉の商用化を目指している。同社の技術は、超電導磁石を使用せず、理論上小型でシンプルな設計が可能であり、商用化後の汎用性や経済性に優位性があるとされる。

 みずほフィナンシャルグループは、この出資を通じて脱炭素分野での新たな需要・市場の創出による日本の産業競争力強化に貢献するとともに、社会や顧客のカーボンニュートラル実現を目指していく。Zap Energy側も、日本市場への技術導入に期待を寄せており、両社は持続可能なエネルギー供給の未来に向けて協力関係を築いていく方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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