AI教材『すらら』、不登校支援で全国展開、自治体導入6.5倍に

■自治体やフリースクールで活用拡大、出席扱い制度との連携も

 文部科学省の最新調査によると、不登校の小中学生は34万人を超え過去最多となり、学びの場の多様化が急務である。こうした状況で、すららネット<3998>(東証グロース)のAI教材「すらら」が注目を集めている。「すらら」は、児童生徒の理解度に応じて進行できる無学年式教材で、自治体やフリースクールの不登校支援に幅広く導入され、自治体数は5年間で6.5倍、利用者IDは12倍に増加した。

 「すらら」では、家庭学習での支援を通じて不登校児童生徒に対する出席扱い制度の普及にも注力している。2024年には文科省が、不登校生徒が行った学習成果の成績評価を法的に明確化し、「すらら」を通じた評価事例が増加する見込みである。さらに、すららネットは子どもや保護者を支援し、成功体験を重ねることで勉強以外の分野での自信を促進している。

 不登校の児童生徒は、自己効力感を養うことが学習意欲向上に寄与するため、すららネットは「行動」にフォーカスした学習支援の重要性を強調する。今後も多様な学びの場で不登校児童生徒の成功体験を支援し、生きる力を育む場を提供し続ける方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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