三井住友FGが高値更新など銀行、生損保株が高い、日銀総裁の談話を受け金利上昇の観測

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■次の日銀・金融政策会合は12月18、19日の予定

 三井住友FG<8316>(東証プライム)は12月2日、取引開始後に3792.0円(106.0円高)まで上げて約5か月ぶりに高値を更新している。前週末に伝えられた植田日銀総裁の談話を受けて12月中に利上げが行われる可能性が言われ、市中金利の上昇による事業環境の好転などに期待が強まっている。

 SOMPOホールディングス<8630>(東証プライム)も約週間ぶりに高値を更新し、第一生命HD<8750>(東証プライム)は5%高の4258円(207円高)まで上げるなど、メガバンク株や生損保株はそろって高い。植田日銀総裁は「追加利上げの時期について『データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいているといえる』と語った」(日本経済新聞11月30日付朝刊)と伝えられた。次の日銀の金融政策決定会合は12月18、19日に予定されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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