【株式市場】前場の日経平均は508円高、NY株最高値など受け一時2か月ぶりに4万円台を回復

◆日経平均は3万9881円10銭(508円87銭高)、TOPIXは2777.55ポイント(28.24ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億9152万株

 12月12日(木)前場の東京株式市場は、米S&P500種とNASDAQ総合指数株の最高値更新、円安などが好感され、日経平均は477円高で始まった後一段と上げ、午前10時過ぎに4万91円55銭(719円32銭高)まで上げて10月15日以来の4万円台に進んだ。前引けも上げ幅500円台で大幅続伸基調。アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が活況高。ソニーG<6758>(東証プライム)は連日最高値。データセンター向け光ファイバー需要でフジクラ<5803>(東証プライム)なども活況高。原油相場の反発を受け出光興産<5019>(東証プライム)なども高い。

 セレス<3696>(東証プライム)が一段と上げて2021年以来の高値に進み暗号資産を巡る米国の規制緩和期待や投資ファンドの接近など材料視、ANYCOLOR<5032>(東証プライム)やgumi<3903>(東証プライム)は中間決算など好感され急伸。GFA<8783>(東証スタンダード)は暗号資産のディーリングに続きGPUクラスターによるデータセンタープロジェクト推進など注目されストップ高。pluszero<5132>(東証グロース)は中間決算など好感され急伸。

 新規上場のユカリア<286A>(東証グロース)は公開価格1060円に対し975円で初値をつけ、980円まで上げて前引けは965円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億9152万株、売買代金は2兆2569億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1217銘柄、値下がり銘柄数は358銘柄。

 東証33業種別指数は鉄鋼を除く32業種が値上がりし、サービス、石油石炭、非鉄金属、電気機器、精密機器、電力ガス、ゴム製品、情報通信、建設、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る