学研の家庭教師、ニチガク閉鎖による生徒・講師の被害者に無償指導を提供

■最大8回の無償指導、オンライン自習室開放など、多角的な支援を実施

 学研ホールディングス<9470>(東証プライム)のグループ会社である学研エル・スタッフィングは1月8日、大学受験予備校「ニチガク」の突然の事業停止および自己破産申請を受けて、影響を受けた生徒・講師への救済支援の実施を発表した。同社は教育機会の継続を最優先課題として位置づけ、無料相談窓口を設置するとともに、状況に応じた支援策を提供する。

■講師への就職支援も、新たな活躍の場をサポート

 支援内容は、高校1・2年生に対して3月末までの最大8回分(960分)の無償指導、高校3年生・既卒生に対しては受験日までの最大4回分(360分)の無償指導を提供する。また、オンライン自習室の開放なども検討しており、順次支援策を拡充していく予定である。さらに、ニチガクで指導にあたっていた講師に対しては、正社員、派遣、アルバイト、業務委託など、多様な働き方の選択肢を提供する。

 学研の家庭教師運営責任者は、ニチガクの突然の閉鎖が受験生や講師に与える影響を深刻に受け止めており、これまで培ったノウハウを活かして全力でサポートする姿勢を示している。同社は限られたリソースの中で、一人でも多くの生徒・講師に支援を届けることを目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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