【株式市場】日経平均は625円安、7日ぶり反落、米ベンセント長官発言などで日銀の利上げを警戒

◆日経平均は4万2649円26銭(625円41銭安)、TOPIXは3057.95ポイント(33.96ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は20億5962万株

 8月14日(木)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)が一段ジリ安となり、東京エレク<8035>(東証プライム)は朝方に下げたまま弱もみあうなど様子見の展開になり、材料株の個別物色が活発化した。米ベンセント財務長官の日銀利上げ催促発言もあり、日経平均は後場寄り後に一段下押して668円安(4万2606円)をつけ、その後も下げ幅600円前後で小動きのまま大引けとなり7日ぶりの反落となった。TOPIXも7日ぶりに反落。

 後場は、トリドールHD<3397>(東証プライム)が13時の四半期決算発表を受けて急伸し、セグエグループ<3968>(東証プライム)は前場ストップ高で売買されたまま大引けまで買い気配となり四半期決算の大幅増益を好感。ホリイフードS<3077>(東証スタンダード)は業務提携を材料視した上げ相場に第1四半期決算の黒字転換が加わり3日連続ストップ高。ケアネット<2150>(東証グロース)は欧州系ファンドによるTOB(株式公開買付)を受け急伸しストップ高。レジル<176A>(東証グロース)は米系ファンドによるTOB観測で急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は20億5962万株(前引けは10億7707万株)、売買代金は5兆4483億円(同2兆9120億円)。プライム上場1622銘柄のうち、値上がり銘柄数は455(前引けは437)銘柄、値下がり銘柄数は1109(同1124)銘柄。

 東証33業種別指数は7業種(前引けは6業種)が値上がりし、銀行、電力ガス、情報通信、証券商品先物、パルプ紙、石油石炭、水産農林、が高高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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