富士電機は後場もジリジリ上げ幅拡大、「目標株価」好感されAIの普及を支える電力インフラ企業として注目再燃

■データセンター設備投資の拡大につれ追い風強まる期待

 富士電機<6504>(東証プライム)は1月22日の後場もジリジリ上げ幅を広げ、13時にかけて6%高の8376円(499円高)まで上げて3日連続の出直り相場となっている。20日に配電盤・電源装置の生産能力拡大に向けた設備投資について発表し、この日から連続高。22日は、モルガン・スタンレーMUFG券が目標株価を8700円から8800円に引き上げたと伝えられ、買い安心感が強まっている。

 同証券では、AIの普及にともなうデータセンター設備需要の増大などに注目しているもようだ。同社は「パワーエレクトロニクス」をコンセプトに変電システム、電源システム、受配電・制御機器、発電・新エネルギー、半導体などの分野で事業を行い、AIの普及にともなう電力消費の増大がいわれる中でインフラ企業として位置づけられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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