【株式市場】日経平均は26円安となり5日ぶり反落、後場、日銀の追加利上げを受け軟化

◆日経平均は3万9931円98銭(26円89銭安)、TOPIXは2751.04ポイント(0.70ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億6669万株

 1月24日(金)後場の東京株式市場は、取引開始直前に日銀の追加利上げが伝わり、日経平均は出尽くし感からか取引開始直後に前場の高値を上回り4万279円79銭(320円92銭高)まで上げたが、すぐに値を消し始めて13時半前には152円18銭安(3万9806円69銭)まで下押した。その後は前日終値の水準まで持ち直したが一進一退を続け、大引けは小幅安となり5日ぶりに反落した。自動車株が総じて軟化し、銀行株は前場に続いて軟調だったが、三菱重<7011>(東証プライム)は小高いまま堅調持続、商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株や住友不<8830>(東証プライム)などの不動産株も総じて堅調だった。フジ・メディアHD<4676>(東証プライム)は強もみあいに転じた。

 後場は、藤田観光<9722>(東証プライム)が一段と上げ投資ファンド接近観測や中華圏の「春節」を控え観光客増加期待など材料視。エムティーアイ<9438>(東証プライム)も一段と上げ法人向けフェムテックサービス「男性更年期プログラム」の本格開始など材料視。CAICA DIGITAL<2315>(東証スタンダード)やリミックスポイント<3825>(東証スタンダード)も一段と上げ暗号資産の評価益拡大の期待など強まる様子。note<5243>(東証グロース)は急反発となって再び出直りWebサイト評価大手シミラーウェブの2024年に成長したデジタルブランドのトップに選出など好感。ENECHANGE<4169>(東証グロース)は今3月期の業績上振れ観測が衰えず一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億6669万株(前引けは9億3342万株)、売買代金は4兆5001億円(同2兆1743億円)。プライム上場1641銘柄のうち、値上がり銘柄数は1044(前引けは1407)銘柄、値下がり銘柄数は516(同262)銘柄。

 東証33業種別指数は20業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、海運、証券商品先物、サービス、食料品、建設、保険、小売り、鉄鋼、情報通信、水産農林、空運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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