ホンダ、2030年までに電動二輪車30機種を投入、年間400万台販売目指す

■2024年度の世界販売台数2020万台見通し、37カ国・地域で過去最高を記録

 ホンダ<7267>(東証プライム)は1月28日、二輪事業説明会を開催し、2024年度の世界販売台数見通しが2020万台、世界シェア約4割となることを発表した。2030年には電動車を含めた全体市場が6000万台規模に成長する見通しの中、長期的に世界シェア5割を目指す。電動二輪車については、2030年までにグローバルで30機種を投入し、年間販売台数400万台を目標とする。また、2040年代には全ての二輪製品でカーボンニュートラルの実現を目指していく。

 ホンダの二輪事業は、1949年の「ドリームD型」から始まり、現在では年間2000万台を超える生産能力を持つ。2024年度の世界販売台数は2020万台の見通しで、このうちアジアが85%(1717万台)、日本・欧州・米国が6%(120万台)を占める。また、2024年暦年の販売台数は37の国と地域で過去最高を記録した。

■インド専用工場2028年稼働、TCO低減で普及拡大図る

 インドを含む南西アジア、インドネシア、フィリピン、ブラジルなどのグローバルサウスでは、人口増や所得向上を背景に需要の伸長が見込まれている。電動化を含めた二輪車の全体市場は、2030年には6000万台規模に成長する見通しである。ホンダは、電動化を含めたカーボンニュートラルへの対応を進め、長期的に世界シェア5割を目指していく。

 2030年までにグローバルで30機種の電動モデルを投入し、年間販売台数400万台を目標とする。2024年を電動二輪車のグローバル展開元年と位置付け、インドネシアやインドで新モデルを発表した。また、2028年にはインドで電動二輪車専用工場を稼働させ、TCOの低減を図る。2040年代には全ての二輪製品でカーボンニュートラルの実現を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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