クリナップは25年3月期3Q累計減益、通期減益予想据え置き

 クリナップ<7955>(東証プライム)は2月6日に25年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。新設住宅着工の不振継続、原材料価格高騰、販管費増加等の影響を原価低減等でカバーできず減益だった。そして通期の減益予想を据え置いた。26年3月期の収益回復を期待したい。株価は安値圏だが調整一巡して切り返しの動きを強めている。高配当利回りや1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。

■25年3月期3Q累計減益、通期減益予想据え置き

 25年3月期第3四半期累計の連結業績は売上高が前年同期比1.3%増の987億09百万円、営業利益が11.5%減の21億22百万円、経常利益が11.5%減の24億97百万円、親会社株主帰属四半期純利益が12.0%減の15億94百万円だった。

 新設住宅着工の不振継続、原材料価格高騰、販管費増加等の影響を原価低減等でカバーできず減益だった。部門別の売上高は厨房部門が0.3%減の794億61百万円、浴槽・洗面部門が0.1%増の116億07百万円だった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が316億43百万円で営業利益が2億72百万円、第2四半期は売上高が318億88百万円で営業利益が1億07百万円、第3四半期は売上高が351億78百万円で営業利益が17億43百万円だった。

 通期の連結業績予想(24年10月31日付で下方修正)は据え置いて、売上高が24年3月期比1.6%増の1300億円、営業利益が22.0%減の10億円、経常利益が17.1%減の15億円、親会社株主帰属当期純利益が35.3%減の9億50百万円としている。配当予想は24年3月期と同額の31円(第2四半期末13円、期末18円)としている。予想配当性向は117.7%となる。

 プロモーション強化による需要喚起や全社的な原価低減を推進するが、需要伸び悩みや原材料・資材価格高騰の影響をカバーできず減益予想としている。26年3月期の収益回復を期待したい。

■株価は切り返しの動き

 株価は安値圏だが調整一巡して切り返しの動きを強めている。高配当利回りや1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、出直りを期待したい。2月6日の終値は651円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS26円34銭で算出)は約25倍、今期予想配当利回り(会社予想の31円で算出)は約4.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1571円31銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約244億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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