【株式市場】日経平均は反落279円安、後場は日米首脳会談を見定めたい雰囲気もあり様子見

◆日経平均は3万8787円02銭(279円51銭安)、TOPIXは2737.23ポイント(14.97ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は21億6458万株

 2月7日(金)後場の東京株式市場は、石破・トランプ会談で不測の案件が飛び出すリスクがあるとされ、日経平均は270円安(3万8800円前後)から170円安(3万8900円前後)のゾーンで大引けまで一進一退となり前日比で反落した。ただ、前場の安値(313円33銭安の3万8753円20銭)は割らなかった。ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)などの石油株はトランプ大統領の政策に乗る期待などから一段ジリ高。SUBARU<7270>(東証プライム)は13時に発表した四半期決算と業績予想の増額修正を受け一段高。日産自<7201>(東証プライム)は台湾・鴻海精密幹部の接近を伝える報道などで一段高。JR東日本<9020>(東証プライム)は一段ジリ高となり三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)も13時過ぎに本日の高値をつけた。

 後場は、インテージHD<4326>(東証プライム)が一段と上げ6日発表の四半期決算を好感。メルカリ<4385>(東証プライム)は第3四半期の大幅増益など受け急伸しストップ高。FOOD&LIFEカンパニ<3563>(東証プライム)も一段と上げ午前10時半発表の四半期決算など好感。新東<5380>(東証スタンダード)も営業利益6倍など好感されストップ高。東洋糖<2107>(東証スタンダード)は大引けまで買い気配のままストップ高となり同業によるTOB(公開買付)を材料視。サンバイオ<4592>(東証グロース)は新薬出荷に向けた製造結果発表が好感され大引けまで買い気配のままストップ高。リベラウエア<218A>(東証グロース)とテラドローン<278A>(東証グロース)、ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は道路陥没事故を受けてドローンの活用広がる期待などで急伸ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は21億6458万株(前引けは9億3760万株)、売買代金は4兆5766億円(同2兆1378億円)。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は751(前引けは961)銘柄、値下がり銘柄数は867(同617)銘柄。

 東証33業種別指数は10業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、石油石炭、海運、金属製品、空運、ゴム製品、倉庫運輸、パルプ紙、鉱業、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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