インテージHDの第2四半期は、マーケティング支援(ヘルスケア)事業の大幅増益で、営業・経常利益ともに増益となる

■通期業績は、下期偏重型であることから、通期最終利益はほぼ前期並み

 インテージHD<4326>(東1)の第2四半期は、マーケティング支援(ヘルスケア)事業の大幅増益で、営業・経常利益ともに増益となる。

 16年第2四半期連結業績は、売上高203億43百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益13億19百万円(同0.1%増)、経常利益13億33百万円(同6.2%増)、純利益7億04百万円(同66.2%減)となった。

 最終利益が大幅増益となった要因は、前期にあったアスクレップの一事業部を売却した売却益29億11百万円が今期は無いことによる影響。

 事業別の業績は、マーケティング支援(消費財・サービス)事業部の売上高は、132億82百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益4億59百万円(同29.0%減)と増収ながら減益。

 マーケティング支援(ヘルスケア)事業は、売上高45億68百万円(同0.3%減)、営業利益7億06百万円(同64.8%増)と微減収ながら大幅増益となった。要因は、収益性の高い案件の伸びや事業の譲渡によるコスト削減などにより利益面の改善が図られたことによる。

 ビジネスインテリジェンス事業は、売上高24億92百万円(同0.6%減)、営業利益1億53百万円(同36.8%減)となった。

 通期連結業績予想は、売上高460億円(前期比4.7%増)、営業利益38億円(同6.4%増)、経常利益37億70百万円(同9.4%増)、純利益24億円(同2.6%減)を見込む。

 通期業績は、下期偏重型であることから、通期最終利益はほぼ前期並みを予想している。

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