エコモット、国交省の道路異常検知技術公募に採用、AIドラレコで道路安全性向上へ

■通信型ドライブレコーダーとAI技術の融合で道路インフラ管理を刷新

 エコモット<3987>(東証グロース)は3月12日、国土交通省中部地方整備局が公募した現場ニーズ「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に関する技術提案が2025年3月7日に採用されたと発表した。この取り組みは、建設現場の生産性向上や課題解決を目的とした国土交通省のマッチング事業の一環であり、巡回業務の負担軽減と損傷箇所の特定精度向上が求められていた。

 エコモットが提案した技術は二つの要素から構成される。一つ目は「道路異常箇所の自動抽出」で、道路巡回車に搭載した通信型ドライブレコーダーの映像をAIがリアルタイムに解析し、ひび割れなどの異常を検出。解析結果はモバイル回線を通じて自動的にクラウドに保存され、Web上で表示・帳票出力も可能だ。二つ目は「事故損傷箇所を判別する技術」で、巡回車のドライブレコーダー画像を日々クラウドに蓄積し、時系列で比較することで事故発生前後の状況を照合し、正確な損傷箇所の特定を実現する。

 2025年4月から両技術の現場試行を開始し、実用化に向けた検証を行う予定だ。将来的には道路の陥没事故防止に向け、ひび割れや沈下の兆候を早期検出する技術の確立を目指す。エコモットは2007年創業のIoT専業ソリューションベンダーで、この技術により老朽化が進むインフラの維持管理コスト削減と災害に強い安全なまちづくりに貢献していくとしている。同社は2017年札幌証券取引所、2018年東京証券取引所への上場を経て、2019年にはKDDI<9433>(東証プライム)と資本業務提携を行っている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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