【株式市場】前場の日経平均は138円高、小安く始まったがすぐに切り返し上値を追う

◆日経平均は3万7890円42銭(138円54銭高)、TOPIXは2814.15ポイント(18.19ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億7419万株

 3月21日(金)前場の東京株式市場は、20日までに判明した日米の金融政策決定会合の結果などを受け、みずほFG<8411>(東証プライム)が7日続伸基調、ソニーG<6758>(東証プライム)は5日続伸基調、三菱重<7011>(東証プライム)は朝安を切り返して2日ぶりに最高値など主力株に強い銘柄が見られた。日経平均は朝寄りの132円安を下値に切り返して次第高となり、午前11時には216円高(3万7968円)まで上げて前引けも138円高だった。

 東京きらぼしFG<7173>(東証プライム)と南都銀行<8367>(東証プライム)が業績・配当予想の増額修正などで一段高となり、つれて滋賀銀行<8366>(東証プライム)や佐賀銀行<8395>(東証プライム)も高いなど地銀も軒並み動意を強めた。メルカリ<4385>(東証プライム)は証券会社による目標株価の引き上げなど好感されて一段高。アウンコンサル<2459>(東証スタンダード)は一時3日連続ストップ高となり中国アリババ集団の日本法人との提携を連日材料視。ACSL<6232>(東証グロース)は今期の純利益黒字化見通しなどで一時ストップ高。サンバイオ<4592>(東証グロース)は3日連続活況で一段高となり慢性期外傷性脳損傷薬の出荷時期について1月決算で明るい見通しを表明とされ期待継続。

 東証プライム市場の出来高概算は10億7419万株、売買代金は2兆4206億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は968銘柄、値下がり銘柄数は606銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、銀行、その他製品、鉱業、非鉄金属、証券商品先物、医薬品、空運、電力ガス、建設、ガラス土石、ゴム製品、情報通信、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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