【株式市場】前場の日経平均は353円安、米国の自動車への関税など受け反落模様

◆日経平均は3万7674円03銭(353円26銭安)、TOPIXは2800.58ポイント(12.31ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億7419万株

 3月27日(木)前場の東京株式市場は、米トランプ大統領の自動車に対する関税発表などを受け、日経平均は終始反落模様で推移し、276円安で始まった後168円安(3万7859円)まで持ち直したが午前10時半頃には460円安(3万7556円)まで下押して前引けも350円安となった。中で、三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株が堅調で銀行株や生損保株もしっかり。千葉銀<8331>(東証プライム)が千葉興銀<8337>(東証プライム)株を取得の観測報道を受け山梨中央銀<8360>(東証プライム)など地銀株は軒並み高い。

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)が大きく出直り「配筋モデル自動生成ツール」に関する発表など材料視。メディカル一光グループ<3353>(東証スタンダード)は静岡沢井薬品のグループ化に向けた期待などで再び一段高。セルシード<7776>(東証グロース)は同種軟骨細胞シートの治験開始などを連日好感され3日連続大幅高。ベイシス<4068>(東証グロース)は株主優待の開始など好感され急伸。

 27日に新規上場となったダイナミックマッププラットフォーム<336A>(東証グロース)は1530円(公開価格の28%高)で初値をつけ、1706円(同42%高)まで上げて前引けは1440円(同20%高)。ZenmuTech(ゼンムテック)<338A>(東証グロース)は買い気配をセリ上げたまま売買が成立せず初値はついていない。

 東証プライム市場の出来高概算は8億7303万株、売買代金は2兆783億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は768銘柄、値下がり銘柄数は807銘柄。

 東証33業種別指数は13業種が値上がりし、保険、銀行、陸運、食料品、小売り、その他金融、水産農林、証券商品先物、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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