共同印刷、投資有価証券売却で28億円の特別利益を計上、当初予想より約8億円増加

■上場株式6銘柄の売却で特別利益計上へ

 共同印刷<7914>(東証プライム)は3月31日、投資有価証券売却益の計上額確定について発表した。同社は資本の有効活用を目的とした政策保有株式縮減計画に基づき、保有する上場株式6銘柄の売却を完了し、28億1600万円の売却益を得た。これは当初見込みの約20億円より増加しており、主な理由は売却銘柄の株価変動によるものだ。

 同社の政策保有株式縮減計画は、2028年3月末までに政策保有株式の残高を連結純資産額の15%未満とすることを目標としている。この計画に沿って、2024年度も積極的な売却活動を展開した結果、今回の成果となった。売却益が発生した期間は2024年7月から2025年3月にかけて。

 当該売却益は2025年3月期決算において特別利益として計上される予定。なお、2024年5月15日に公表された2025年3月期の連結業績予想については、現在他の要因も含めて精査中であり、修正が必要な場合には速やかに公表するとしている。今回の特別利益計上が業績全体にどのような影響を与えるかは、今後の発表を待つ必要がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る