トレジャー・ファクトリーは26年2月期増収増益・連続増配予想

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は4月9日に25年2月期連結業績を発表した。既存店売上が好調に推移して大幅増収増益だった。配当は上方修正(記念配当を実施)した。そして26年3月期も増収増益で連続増配予想としている。外部環境の不透明感を考慮して保守的な前提としているが、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが、その後は急反発して戻り高値圏だ。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。

■25年2月期大幅増収増益、26年2月期も増収増益・連続増配予想

 25年2月期の連結業績は売上高が24年2月期比22.5%増の422億07百万円、営業利益が20.5%増の40億35百万円、経常利益が20.4%増の40億82百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が20.9%増の27億09百万円だった。配当(24年7月10日付で第2四半期末2円上方修正)は25年4月9日付で期末2円上方修正(創業30周年記念配当を実施)して、24年2月期比8円増配の36円(第2四半期末18円、期末18円=普通配当16円+記念配当2円)とした。配当性向は31.1%となる。

 既存店売上が好調に推移して大幅増収増益だった。営業利益の前年同期比6億87百万円増益の分析は、単体・既存店で11億99百万円増加、単体・当期新店で47百万円減少、単体・その他で9億22百万円減少(店頭買取以外の買取チャネルの人員増加で1億52百万円減少、ECや買取強化のための広告宣伝費増加で1億07百万円減少、センター拡張移転に伴うコスト増加で33百万円減少、レンタル事業の減益で64百万円減少、26年2月期第1四半期新規出店の先行コストで21百万円減少)、グループ会社の利益貢献で4億57百万円増加だった。

 主要KPIとして、単体ベースの既存店売上高は前期比107.9%(販売件数は103.6%、販売単価は104.1%)だった。単体ベースの既存店売上総利益率は64.2%で0.6ポイント低下した。内訳は商品ミックス変化(原価率の高い高単価商材の販売増加)で約0.4ポイント低下、会計処理変更(仕入送料の一部を販管費から売上原価に変更)の影響で約0.2ポイント低下した。連結ベースのEC売上比率は0.6ポイント上昇して14.5%、仕入高は21.2%増加した。連結ベースの新規出店は合計24店舗、退店は4店舗だった。25年4月末時点のグループ合計店舗数(海外およびFCを含む)は301店舗となっている。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が103億20百万円で営業利益が13億49百万円、第2四半期は売上高が92億94百万円で営業利益が3億95百万円、第3四半期は売上高が109億円で営業利益が12億36百万円、第4四半期は売上高が116億91百万円で営業利益が10億53百万円だった。季節要因として、第1四半期は引越シーズンで単価の高い家具や生活家電等の需要が高まるのに対して、第2四半期は単価の低い夏物衣料の需要が高まるため第1四半期に比べて売上高、営業利益とも減少する特性がある。

 26年2月期の連結業績予想は売上高が25年2月期比9.6%増の462億52百万円、営業利益が9.5%増の44億20百万円、経常利益が8.8%増の44億41百万円、親会社株主帰属当期純利益が11.0%増の30億08百万円としている。配当予想については25年2月期比3円増配の39円(第2四半期末19円、期末20円)としている。25年2月期の年間36円には記念配当2円が含まれているため、普通配当ベースでは5円増配となる。予想配当性向は30.4%となる。

 26年2月期も増収増益で連続増配予想としている。前提として単体ベースの既存店売上は25年2月期比102%、連結ベースの売上総利益率は0.8ポイント上昇の59.9%、販管費比率は0.9ポイント上昇の50.4%としている。外部環境の不透明感を考慮して保守的な前提としているが、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は急反発して戻り高値圏

 株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが、その後は急反発して戻り高値圏だ。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。4月10日の終値は1954円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS128円37銭で算出)は約15倍、今期予想配当利回り(会社予想の39円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS444円44銭で算出)は約4.4倍、そして時価総額は約476億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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