ヘリオスが後場急伸、正午から計3件のリリースを発表し期待高揚

■脳梗塞急性期の治療薬、急性呼吸窮迫症候群治療薬について開示

 ヘリオス<4593>(東証グロース)は4月23日の後場、値動きを強めて始まったあと急伸相場となり、13時50分にかけては28%高の356円(78円高)まで上げて約2か月ぶりに350円を回復している。正午、脳梗塞急性期を対象とした治療薬開発に関してNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の事業に採択されたと発表。続いて13時に急性呼吸窮迫症候群治療薬『HLCM051』の日本国内での申請に向けた準備など2件のリリースを発表し、期待材料の連打となった。

 急性呼吸窮迫症候群治療薬『HLCM051』の日本国内での申請に向けた準備については、日本国内での条件及び期限付承認申請に向けた当局相談を完了し、申請に向けた準備を進めている、というもので、同社が現在開始に向け準備をしている米国を中心としたグローバル第3相試験において、このたび、日本国内被検者の組み入れが可能になったことから、日本国内で完了した第2相試験での治験協力医療機関を中心に国内での組み入れも進めることにより、日本を含めたグローバル第3試験としてREVIVE-ARDS試験の推進を加速できるとした。詳細が決定次第公表していくとし、期待が高まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る