アイシンが後場急伸、発行株数の17%規模の自社株買いなど好感、消却も実施

■3月期決算は売上収益0.3%減だったが営業利益は41%増加

 アイシン<7259>(東証プライム)は4月25日、13時に3月決算と自己株式の取得(自社株買い)、消却を発表し、株価は11%高の1762.5円(180.0円高)まで上げて急伸症状となっている。自社株買いの上限が発行株数の17.2%に相当する1億3000万株と大規模な内容で注目されている。

 2025年3月期決算(IFRS、連結)は売上収益が前期比0.3%減だったが、営業利益は同41.5%増加した。今期・26年3月期の予想は売上収益を0.1%増とし、営業利益は1.0%増とした。

 自社株買いは取得株式総数が1億3000万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の17.2%)、取得総額1200億円(上限)、取得期間は2025年5月1日から26年3月31日まで。また、消却は、過去に取得済みの自己株式の一部の消却を行うこととし、5000万株(消却前の発行済株式総数に対する割合6.2%)を25年5月30日付で実施するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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