ABEJA、「AI橋田壽賀子企画・渡る世間は鬼ばかり・番外編」BS-TBSで5月11日放映決定

AI

■ABEJAの自然言語処理技術を活用、橋田壽賀子氏の遺志を継ぐ令和版ホームドラマ

 ABEJA<5574>(東証グロース)は、一般財団法人橋田文化財団が推進する「AI橋田壽賀子」プロジェクトに2024年から参画している。今回、ABEJAの「ABEJA LLM Series」を活用し、故・橋田壽賀子氏の代表作であるホームドラマ「渡る世間は鬼ばかり」を令和の時代に合わせて再現した「AI橋田壽賀子企画 渡る世間は鬼ばかり 番外編」が、橋田氏の生誕100周年となる2025年5月11日(日)18時30分からBS-TBSにて放映されることが決定した。このプロジェクトは、橋田氏の文化的遺産を永続的に継承することを目的に、もし橋田氏が存命であれば令和の家族像をどのように描くかという探求から始まった。

■倫理的課題にも配慮、AIと人間の協調による新たな脚本制作の試み

 AIを用いた制作における著作権侵害や人格権の脅威といった倫理的課題に対し、ABEJAは以前より専門家による委員会を設置し、AIポリシーを策定・運用してきた。橋田文化財団は、ABEJAの 이러한 倫理的な知見や取り組みを評価し、本プロジェクトへの参画に至った。両者は、昭和から平成にかけて橋田氏が描いてきた「家族の在り方」というテーマを継承しつつ、「橋田ドラマらしさ」を踏襲した新たな脚本制作に取り組んでいる。その核心は、「橋田ドラマ」特有の複雑な倫理観、価値観、感情、非合理的な行動といった登場人物の再現性にある。

 ABEJAと橋田文化財団は、過去の膨大な脚本をデータ化し、登場人物の表情、ジェスチャー、声のトーンといった非言語要素も形式知化することで、「橋田ドラマ」の世界観を捉える試みを進めてきた。「ABEJA LLM Series」は、脚本家による執筆をサポートする形で活用され、人とAIが協調する「Human in the Loop」のノウハウが用いられた。脚本に明示されない非言語要素を捉え表現するプロセスは、人が主体となって橋田壽賀子氏そのものを深く理解することを不可欠とするものであり、ABEJAはこの点こそが同プロジェクトの真髄であると考えている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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