きんでんが高値を更新、3月決算は4割増益、大阪・関西万博の後に「大阪IR」を控え期待強い

■26年3月期の年間配当は100円(前期比10円の増配)に

 きんでん<1944>(東証プライム)は4月28日、一段高となり、取引開始後に16%高の3961円(540円高)まで上げて実質的な上場来の高値を更新し、その後も11%高の3800円台で強い値動きとなっている。前取引日・25日に発表した3月決算(2025年3月期・連結)の営業利益が前期比42.9%増加し、今期の予想は9.9%増とするなどで増益率が鈍化する見通しとしたが、大阪・関西万博の後に大阪IR(カジノを含む統合リゾート)が控えるため期待は強いようだ。配当は連続増配の予想とし、好感されている。

 25年3月期の連結決算は売上高が前期比7.7%増加し、各利益とも40%台の大幅増益だった。今期・26年3月期の予想は売上高を3.5%増とし、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも約10%増とした。また、今期の年間配当金は1株100円(前期比10円の増配)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る