京セラは一気に年初来高値を更新、大規模な自社株買いとKDDI株売却など材料視

■2025年3月期は減益だが今期・26年3月期は増益を見込む

 京セラ<6971>(東証プライム)は5月15日、一段高で始まり、取引開始後は7%高の1914.0円(121.5円高)まで上げ、一気に年初来の高値を更新している。13日の夕方に発表した2025年3月期の連結決算は減益だったが今期は急回復の予想とし、保有するKDDI<9433>(東証プライム)株式の一部売却、発行済株式総数の10%近い規模の自社株買いも発表、好感買いが先行している。

 自社株買いは、取得株式総数1億3624万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の9.67%)、取得総額2000億円(上限)、取得期間は2025年5月15日から26年3月24日までの予定。

 また、KDDIが5月14日に決定した自己株式の公開買付に、京セラが所有する普通株式の一部を応募するとした。応募予定株式数は普通株式108,365,800株、買付価格は1株2307円、売却予定総額は約2500億円とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  2. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  3. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  4. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  5. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  6. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る