三井住友建設が一段高、インフロニアHDによるTOBに急反応、TOB価格は600円

■インフロニアHDは「積極的なM&Aによる事業領域の拡大」を推進中

 三井住友建設<1821>(東証プライム)は5月15日、一段高で始まり、取引開始後は608円まで上げる場面を見せて2020年以来の600円台に進んでいる。14日の夕方、前田建設や前田道路などの持ち株会社インフロニアHD(インフロニア・ホールディングス)<5076>(東証プライム)が三井住友建設の株式に対するTOB(公開買付)を発表し、やや置いて三井住友建設も賛同の意見表明を発表。TOB価格を1株600円としたため買い集中となった。

 発表によると、公開買付者グループは2025年3月26日に中期経営計画「INFRONEER Medium-term Vision 2027」を発表し、積極的なM&Aによる事業領域の拡大によって競争力を早期に最大化するなどの戦略を推進している。今回のTOBでは、三井住友建設の完全子会社化をめざす。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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