日揮ホールディングス、丸紅インドネシアとリサイクル事業化に向け連携、油化プロセスの事業化検討

■都市ごみから複合プラスチック抽出し油化プロセスを検証

 日揮ホールディングス<1963>(東証プライム)は5月20日、丸紅<8002>(東証プライム)の現地子会社である丸紅インドネシアと、同社がインドネシアで進める廃プラスチック油化ケミカルリサイクル事業の実現に向け、油化プロセスの事業化検討に係る業務委託契約を締結したと発表。人口増加と都市化が進むインドネシアでは、プラスチックごみの処理が喫緊の課題とされており、政府は廃棄物削減政策を強化している。本検討は、現地スタートアップであるRekosistem社が運営する廃棄物選別施設を活用し、日揮グループの油化プロセス「Pyro-Blue®」によって複合プラスチックのケミカルリサイクルを進めるものである。

 日揮HDは、2025年夏までに検討結果を取りまとめ、丸紅インドネシア会社は同年末を目途に事業性を評価する計画だ。併せて、茨城県大洗町にある同社技術研究所で、対象とする廃プラスチックを用いた油化実証試験の実施も視野に入れている。Pyro-Blue®は、PVCやPETが混入する従来型ではリサイクル困難なプラスチックの処理に対応し、連続運転が可能な技術であることが特徴である。

 この取り組みは、東南アジアの中規模都市に適した分散型油化プラント展開の可能性を見据えたものであり、日揮グループが掲げる「環境調和型社会」の実現に向けた重要なステップである。今後も同グループは、Pyro-Blue®を軸に廃プラスチックのケミカルリサイクルを推進し、資源循環社会への貢献を強化していく構えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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