ispace、民間初の月フライバイに成功、低エネルギー軌道で5月の月周回へ

■低エネルギー遷移軌道へ移行、5月初旬に月重力圏到達へ

 ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)は2月15日、ミッション2「SMBCxHAKUTO-R VENTURE MOON」において、RESILIENCEランダーが民間企業による商業用月着陸船として史上初となる「月フライバイ」に成功したと発表。2025年2月15日午前7時43分(日本時間)に、ランダーは月表面から高度約8400kmの地点を通過し、ミッション2マイルストーンのSuccess5を完了した。

 月フライバイは低エネルギー遷移軌道による深宇宙航行への移行に重要なステップであり、今後ランダーは太陽の重力を利用して5月初旬に月重力圏に到達し、月周回軌道投入を行う予定だ。ミッション2のランダーは2025年1月15日にSpaceX社のFalcon9により打ち上げられ、その後、軌道制御マヌーバも成功させている。

 ispaceは日・米・欧の3法人体制でグローバルな宇宙開発を進めており、2026年には米国法人主導のミッション3、2027年には日本で開発中のシリーズ3ランダーを用いたミッション4を予定している。ランダーには高砂熱学工業<1969>(東証プライム)の月面用水電解装置やユーグレナ<2931>(東証プライム)の食料生産実験モジュールなど6つのペイロードとユネスコのメモリーディスクを搭載している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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