エスプールグループのエスプールブルードットグリーン、矢作建設工業のSBT認定取得を支援

ビジネス 万年筆 メモ

■排出量の算定から削減目標の設定・認定取得まで、ワンストップで支援

 エスプール<2471>(東証プライム)グループのエスプールブルードットグリーン(本社:東京都千代田区)は6月13日、矢作建設工業<1870>(東証プライム)に対し、SBT(Science Based Targets)認定取得に向けた支援を実施し、2025年3月に同社の削減目標がSBTi(Science Based Targets initiative)により正式に認定されたと発表。

■エスプールブルードットグリーンの支援

 矢作建設工業のSBT認定取得に向け、同社は以下のステップで支援を行った。

(1)Scope1、2、3排出量の算定
(2)SBT基準に準拠した削減目標の設定
(3)SBTiへの申請および審査対応

 SBT認定取得においては、SBT基準に準拠したScope1、2、3排出量の算定や削減目標の設定に加え、英語による審査対応など、専門性の高い対応が求められる。同社はSBT認定取得支援を含むサステナビリティ経営支援において、累計600社を超える実績を有しており、企業規模や業種を問わず柔軟に対応できる体制を整備している。SBTに準拠した算定から申請対応までを包括的に支援する「トータルプラン」のほか、企業が独自に算定したデータをSBT基準でレビューする「ミニマムプラン」など、企業の取り組み状況に応じた最適な支援を提供している。

■SBT認定について

 SBTとは、「パリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス排出量の削減を目指す国際的な目標」である。具体的には、「世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑え、さらに1.5℃に抑える努力をする」ことを目指しており、企業には5〜15年先を見据えた中長期の削減目標を設定することが求められる。この目標の審査および認定はSBTiが実施し、企業には実効性あるGHG排出量削減の取り組みが求められる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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