キヤノンMJ、リアルタイムで自然な対話ができる「対話型AIモデル」の実証実験を開始

■商業施設や観光地での活用を想定、高品質と効率の両立を目指す

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)<8060>(東証プライム)は5月27日、AI model(東京都港区)とカサナレ(東京都渋谷区)と連携し、生成AIを活用した「対話型AIモデル」の実証実験を開始したと発表。目的は、店舗や観光地などの接客現場において、AIとの自然な対話を通じて新たな顧客体験を提供することにある。商業施設など実際の環境での検証を通じ、業務効率の向上と高品質な接客の両立を図る。

 AI modelは、オリジナルのAIモデルを活用したクリエイティブ生成と運用を手がけており、映像制作の効率化やコスト削減に貢献してきた。一方、カサナレは大規模言語モデルを活用した対話技術に強みを持ち、多言語対応やコンテクスト理解によって自然な会話を可能にする。両社の技術を組み合わせることで、実用性の高い接客AIモデルの開発が可能となる。

 今回の取り組みは、キヤノンMJが掲げるオープンイノベーション推進の一環であり、今後は公共機関や企業受付など多様な分野への応用が期待される。AIを活用した新たなサービスの創出を通じ、社会課題の解決と価値提供を目指す構えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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