武蔵精密工業、生成AI活用で社員制作の新キービジュアルを公開

■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進

 武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は6月3日、生成AIを活用した新たなコーポレートキービジュアルを公開した。2024年度から始まった「Go Far Beyond!第2ステージ」経営戦略の一環で、従来の外部委託プロセスを転換。社員自らが生成AI技術を用いて制作した作品「The quickening of light ~光の加速 光の胎動~」が採用された。赤・青・黄・紫のラインで各事業を表現し、変化の激しい時代を力強く進む企業姿勢を象徴している。

 今回のプロジェクトはAI活用リテラシー向上を目的とした社内コンテストとして実施された。昨年度の生成AIアートコンクールに続く取り組みで、今回は海外拠点も含むグローバル規模で展開。アジア、中国、北米などから40点以上の作品が集まり、経営層から若手社員まで幅広い投票により選考が行われた。制作した永井亨氏(経営企画室)は「生成AIでイメージを具現化する体験は今後の業務活用にもつながる」と語っている。

 新キービジュアルは企業サイトのトップ画面をはじめ、株主総会通知や広告、社内資料など多岐にわたる場面で使用される予定だ。同社は今後も生成AIの業務活用を推進し、業務効率化と新たな価値創造に取り組んでいく方針を示している。この試みは自動車部品メーカーとしての枠を超える「もうひとつのムサシづくり」を体現する挑戦として位置付けられている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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