
■欧米企業のデータセンターなどに強固な顧客基盤を持つAVTEL社を傘下に
セコム<9735>(東証プライム)は7月25日、続伸基調となり、5526円(85円高)まで上げて約2か月半ぶりに5500円台を回復している。同日午前、APAC地域(日本を含む東アジア、南アジア、東南アジア、オセアニアのアジア太平洋地域)やEMEA地域(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)でシステムインテグレーション事業を展開するAVTEL Holdings(Pte)Ltd.(シンガポール、AVTEL社)の完全子会社化を発表し、注目が強まっている。
発表によると、AVTEL社はグローバルセキュリティSI領域のAPAC・EMEA地域における有力企業の一社で、世界各地で建設が相次いでいる欧米企業のデータセンターなどを中心に強固な顧客基盤を持ち、高度なセキュリティシステムの設計や販売、工事を行っている。世界で使用されている主要な入退室管理システム、監視カメラシステムの多くを扱い、高い技術力でそれらのニーズに対応している。今後、AVTEL社は世界17の国と地域で事業を展開するセコムグループの事業基盤を活かし、更なる業容拡大を図っていく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)