【株式市場】日経平均は3日ぶりに反落し370円安、TOPIX最高値圏での週末となり利食いの動き

◆日経平均は4万1456円23銭(370円11銭安)、TOPIXは2951.86ポイント(25.69ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億6754万株

 7月25日(金)後場の東京株式市場は、自動車株が引き続き軟調に推移したほか、半導体関連株もソシオネクスト<6526>(東証プライム)など一部が高いほかは軟調となり、大手銀行株も長期金利が一段強含んだにもかかわらず反落もよう。24日にTOPIXが最高値を更新し、25日は週末取引とあって目先的な利食い先行との見方があった。ただ個別物色は活発で、澁澤倉庫<9304>(東証プライム)が一段と上げコメの輸入拡大など材料視。商船三井<9104>(東証プライム)は大手証券による投資判断もあり一段高。日経平均は大引けまでなだらかなジリ安傾向のまま3日ぶりの反落となった。

 後場は、ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)が一段と上げ現場用の熱中症アラートセンサーなど材料視されて一段高。太平洋工業<7250>(東証プライム)はMBO(経営側による買収)でストップ高。AKIBAホールディングス<6840>(東証スタンダード)は一段と上げてストップ高に達し子会社とローム<6963>(東証プライム)とのエッジコンピューティング向け事業での提携など材料視。三晃金<1972>(東証スタンダード)は15時に発表した四半期決算の大幅増益が好感され急伸。フューチャーリンクネット<9241>(東証グロース)は14時の発表後に急伸しストップ高。ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は13時頃にかけて一段と上げ国交省が全国の自治体に要請した下水道の緊急調査を受けたドローンによる点検など材料視。

 上場2日目のフラー<387A>(東証グロース)は13時過ぎに5200円(公開価格1170円の4.4倍)で初値をつけ、直後に5420円(同4.6倍)まで上げたが大引けは4500円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は17億6754万株(前引けは8億8433万株)、売買代金は4兆5512億円(同2兆2843億円)。プライム上場1625銘柄のうち、値上がり銘柄数は745(前引けは870)銘柄、値下がり銘柄数は818(同673)銘柄。

 東証33業種別指数は11業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、倉庫運輸、海運、鉱業、パルプ紙、水産農林、電力ガス、石油石炭、不動産、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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