マーケットエンタープライズ、タンザニア最大規模の国際見本市「サバサバ」に中古農機具事業が出展しニーズ調査を実施
- 2025/7/29 12:12
- プレスリリース

■日本製農機具の需要を確信、新たな販路獲得へ
マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2025年6月28日(土)から7月13日(日)まで、タンザニアの最大都市ダルエスサラームで開催された国際見本市「サバサバ」に中古農機具事業として出展したと発表。
■ブース出展
マーケットエンタープライズは、タンザニアにおける農業発展と経済的自立の支援を目的に、独立行政法人国際協力機構(JICA)が2024年に公示した「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」に対し、中古農機具輸出等に関する調査提案を行い、採択された。現在はタンザニア連合共和国(以下「タンザニア」)において、中古農機具事業の継続的な展開可能性を探っている。その一環として、JICA Bizの「ニーズ確認調査」に基づき、ダルエスサラームで開催された国際見本市「サバサバ」に中古農機具事業が出展した。
■調査について
used in Japanの中古農機具および当社事業の認知向上とビジネスマッチングを目的に、会場にトラクターを展示した特設ブースを設置した。ブースには約4,000人が来場し、特にトラクターや耕運機に強い関心を示す来場者が多く、当社が扱う中古農機具の魅力や活用法に熱心に耳を傾ける姿が見受けられた。会期後半には、国際連合開発計画(UNDP)タンザニア常駐代表の小松原茂樹氏が視察に訪れた。また、ブース出展と並行して、タンザニア国内の企業や農家を訪問し、現地でのメンテナンス体制に関するヒアリングを実施。現状の把握と課題の整理を行った。
■今後について
同調査を通じて、タンザニア国内で新たな販路を獲得した。今後は、継続的な輸出実現に向けた体制構築を進めるため、ニーズ調査を継続し、中古農機具輸出を通じて、同国の労働力不足や生産性低下といった課題の解消を目指す。将来的には、タンザニアにとどまらず、東アフリカをはじめとする周辺国への事業展開も視野に入れており、日本国内のみならずアフリカなどの開発途上国を含む地域における農業発展と循環型社会の形成促進を図っていく方針である。
■「サバサバ」について
「サバサバ」は、タンザニアの独立運動を牽引したタンダニーカ・アフリカ民族同盟の創設を記念する祝日である7月7日を中心に開催される国際見本市である。タンザニア最大規模とされ、国内外から多くの出展があり、例年約20万人が来場する。「saba(サバ)」はスワヒリ語で数字の「7」を意味し、7月7日が「sabasaba(サバサバ)の日」と呼ばれることから、この見本市も「サバサバ」として広く親しまれている。
■中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)とは
同事業は、開発途上国の課題解決に資する日本の民間企業等のビジネスを支援するものであり、政府開発援助(ODA)を通じて構築された開発途上国政府との信頼関係やネットワーク、ノウハウを活用し、価値の共創を目的としている。2024年度は、企業のビジネス段階に応じた「ニーズ確認調査」および「ビジネス化実証事業」の募集が行われ、マーケットエンタープライズは「ニーズ確認調査」に応募し、採択された。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)