インフォマートの第2四半期は引き続き「BtoBプラットフォーム」順調に拡大し売上高24.8%増加

(決算速報)

■通期では「BtoB-PF ES事業」の黒字化見通しもあり営業利益91.6%増を見込む

 インフォマート<2492>(東証プライム)の第2四半期連結決算(2025年1~6月:中間期)は、企業間電子商取引「BtoBプラットフォーム」の各サービスの利用企業数が順調に拡大し、売上高は前年同期比24.8%増の90億1百万円となった。売上原価は、昨年9月にサーバーのクラウド移行を実施したことにより、データセンター費が大幅に減少。営業利益は人件費の上昇などあったが同358.4%増(4.6倍)の14億21百万円となり、親会社株主に帰属する中間純利益は同264.7%増(3.7倍)の8億48百万円となった。

BtoBプラットフォームの各サービスの利用企業数は順調に拡大し、25年6月末のBtoBプラットフォーム全体の利用企業数は、24年12月期末から4万9592社増加して119万8891社となった。

 『BtoB-PFFOOD事業』では「BtoBプラットフォーム受発注」が外食チェーン及びホテル旅館業態等の新規利用の増加に加え、昨年8月からの料金改定の実施により売上高が増加。『BtoB-PFES事業』では「BtoBプラットフォーム請求書」がインボイス制度開始後も大手企業を中心とした新規利用の増加に加え、既存の取引先の多い大手企業とそのグループ企業の利用も堅調に進んだ。

 今12月期・通期の連結業績見通しは、株式会社タノムの株式の追加取得によるのれん償却費の増加などがあるものの、「BtoB-PF ES事業」が黒字転換する見通しなどもあり、売上高は194億91百万円(前期比24.7%増)、営業利益は23億円(同91.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は13億56百万円(同106.9%増)の見通しを継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■生成AIでソフト開発効率化、工数9割削減も  ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は6…
  2. ■除雪の常識を変える45年の集大成  ホンダ<7267>(東証プライム)は6月25日、新型ハイブリ…
  3. ■V8の圧倒的性能を追求、レクサス「IS500」特別仕様車で足回りとデザインを強化  トヨタ自動車…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  2. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  3. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  4. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…
  5. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  6. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る