ジェイテックの第1四半期は技術系の人材不足など影響したが主力の「高質技術者」派遣は好調

(決算速報)

■今3月期の連結業績予想は売上高18%増、営業利益22%増などの見通しを継続

 ジェイテック<2479>(東証スタンダード、名証メイン)の第1四半期(2025年4~6月)連結決算は、「技術系人材の獲得競争が依然熾烈を極め」(決算短信より)、特に子会社人材不足により顧客ニーズに対応しきれないことなどによってトップラインが伸び悩む結果となり、売上高は前期比1.0%減の8億11百万円となり、営業利益は同40.8%減の22百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は小幅だが6百万円の損失となった。5月に「東証スタンダード市場」に昇格。市場変更関連費用25百万円を計上した。

 ただ、主力事業である高質な技術者(高度な技術だけでなく人間性の面を兼ね備えた「テクノロジスト」)の派遣においては、前連結会計年度に引き続き需要旺盛で、営業体制や教育体制の強化、高付加価値業務への配属等のローテーションを推進したことから、稼働率は前年同水準を維持し、契約単価も前年同期を上回った。

 同社の事業形態は期初に費用先行型になることもあり、今3月期の連結業績予想は2ケタの増収増益率の予想を継続し、売上高は40億円(前期比17.9%増)、営業利益は4億円(同21.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億40百万円(同5.2%増)を据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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