【株式市場】日経平均は508円安となり2日続落、前場一時4万円を割るが後場は底堅く値を保つ

◆日経平均は4万290円70銭(508円90銭安)、TOPIXは2916.20ポイント(32.45ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は20億1787万株

 8月4日(月)後場の東京株式市場は、引き続き米景気後退への懸念が漂ったものの、前取引日に業績予想の下方修正を受けて急落した東京エレク<8035>(東証プライム)が次第に持ち直して小高くなる場面をみせ、同じく前取引日の昼過ぎに四半期決算を発表して下げた住友化学<4005>(東証プライム)は反発幅を拡大など、業績内容を精査し直す動きが見られた。前場活況高の任天堂<7974>(東証プライム)は一段と上げた。日経平均は引き続き水面下での推移を続け2日続落となったが、前場の安値949円安の3万9850円は割らずに底堅かった。

 後場は、正午に四半期決算を発表した伊藤ハム米久HD<2296>(東証プライム)が急伸し、14時に発表した三菱商事<8058>(東証プライム)は一時急伸。13時過ぎに発表した日清食品HD<2897>(東証プライム)など下げる銘柄もあったが、買いの手は活発な様子。日本アビオニクス<6946>(東証スタンダード)は前場ストップ高で売買されたまま大引けまで買い気配。Waqoo<4937>(東証グロース)も子会社の特許が伝えられて前場ストップ高まで上げたまま大引けまで買い気配。DELY<299A>(東証グロース)も四半期決算が好感され前場ストップ高まで上げたまま大引けまで買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加して20億1787万株(前引けは9億9597万株)、売買代金は4兆8036億円(同2兆4056億円)。プライム上場1623銘柄のうち、値上がり銘柄数は473(前引けは384)銘柄、値下がり銘柄数は1096(同1186)銘柄。

 東証33業種別指数は5業種(前引けも5業種)が値上がりし、その他製品、不動産、精密機器、空運、非鉄金属、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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