
■北米スケソウダラの相場好転や操業効率改善、コスト削減など寄与
マルハニチロ<1333>(東証プライム)は8月6日、一段と出直る相場になり、3338.0円(138.0円高)まで上げて戻り高値を更新している。5日午後に発表した第1四半期(2025年4~6月)連結決算で営業利益が最高を更新するなど好調で、26年3月通期の連結業績予想の増額修正も発表し、好感されている。約3か月ぶりに3300円台を回復している。
第1四半期連結決算は、水産資源セグメントで北米スケソウダラの相場好転やコスト削減による収益改善、漁業の操業効率改善等が奏功したほか、食材流通セグメントの欧州事業や及び加工食品セグメントのペットフード事業(タイ)などが好調に推移し、売上高は前年同期比2.6%増加し、営業利益は同23.1%増加。営業利益は第1四半期として経営統合以降の最高を更新した。3月通期の連結業績予想は、売上高と当期純利益を従来通りのままとしたものの、営業利益は従来予想を11.1%上回る見込みに、経常利益も同11.5%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)