【株式市場】前場の日経平均は253円高、小安く始まったが四半期決算と好業績への期待強く次第高

◆日経平均は4万802円73銭(253円19銭高)、TOPIXは2969.55ポイント(33.01ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億1249万株

 8月6日(水)前場の東京株式市場は、NY株の全般反落を受けて日経平均は119円安で始まったが、トヨタ<7203>(東証プライム)は堅調スタートなど主力株に強い銘柄が見られ、四半期決算の発表が増える中で好業績への期待が強い相場となった。前日発表の三井不<8801>(東証プライム)やJX金属<5016>(東証プライム)が活況高となり、同じく三菱重工<7011>(東証プライム)は護衛艦「輸出」もあり一段高。半導体株は総じて安かったが、日経平均は午前10時過ぎから次第高となり、前引けにかけて269円高(4万819円)まで上げた。

 井関農機<6310>(東証プライム)が一段と上げ農政の転換を連日好感。ニッスイ<1332>(東証プライム)も一段高となり昨5日発表の四半期決算を好感。ユニチカ<3103>(東証プライム)は午前11時の発表を受けて急伸。内海造船<7018>(東証スタンダード)は四半期決算に護衛艦「輸出」による業界への寄与なども言われ急伸しストップ高。鉄人化計画<2404>(東証スタンダード)は猛暑でカラオケルームへの「退避」増加とされ一段高。ソフトフロントHD<2321>(東証グロース)はAIデータセンター事業への進出など好感され急伸一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億1249万株、売買代金は2兆5401億円。プライム上場1623銘柄のうち、値上がり銘柄数は1304銘柄、値下がり銘柄数は274銘柄。

 東証33業種別指数はサービスを除く32業種が値上がりし、不動産、石油石炭、水産農林、機械、金属製品、鉱業、輸送用機器、非鉄金属、建設、海運、医薬品、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る