朝日ラバーの第1四半期は営業利益3倍超の大幅増益、株価は後場一段と上げ高値を更新

(決算速報)

■工業用ゴム、医療衛生用ゴムとも好調、卓球ラケット用ラバーの受注も増加

 朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は8月7日正午に第1四半期(2025年4~6月)連結決算を発表し、営業利益が前年同期の3倍超になるなど大幅増益だった。株価は643円(17円高)まで一段と上げ、一気に2022年以来の640円台に進んでいる。

 第1四半期(2025年4~6月)連結決算は、工業用ゴム事業、医療衛生用ゴム事業とも販売が増加し、連結売上高は前年同期比4.6%増の19億2千3百万円となった。営業利益は同250.3%増の4千5百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同602.2%増の3千1百万円となった。

 工業用ゴム事業では、自動車内装照明用のASA COLOR LEDの売上は減少したが、スイッチ用など精密用ゴム製品の受注が増加した。また、卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。医療・衛生用ゴム事業では、診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓が増加し、医療用逆止弁、プレフィルドシリンジガスケット製品についても、堅調に推移した。

 今期・26年3月期の連結業績予想は、5月に開始した従来予想から変更はないとし、売上高は76億43百万円(前期と同水準)、営業利益は1億60百万円(前期は約48百万円の損失)、当期純利益は1億7百万円(同86百万円の損失)を継続した。各利益とも2期ぶりに黒字転換する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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