さくらインターネット、生成AI向け機材投資で130億円を借入れ、NVIDIA最新GPU導入資金を借入れ

■GPUクラウドサービス第2次投資計画に基づき資金調達

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)は8月21日、生成AI向けサービス用の機材投資資金として総額130億円を借入れることを決定したと発表した。借入れ先はみずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行の3行であり、期間は2025年8月から2028年12月までを予定している。金利は変動金利と固定金利の双方を採用し、担保や保証は設けないとしている。

 今回の借入れは、同社が2024年4月に発表した「GPUクラウドサービス第2次投資計画」に基づくもので、経済産業省のクラウドプログラム供給確保計画の認定を受けて進められている。調達資金はNVIDIA社の最新型B200 GPUおよび関連費用に充当する予定であり、生成AI分野におけるクラウド基盤の強化を目指すものとなる。

 同社は当該借入れによる当期連結業績への影響は軽微と判断している。なお、7月28日に公表した2026年3月期連結業績予想は売上高365億円、営業利益3億5000万円であり、前期実績の売上高314億1200万円、営業利益4億円から増収減益を見込んでいる。今後、追加の情報開示が必要となった場合には速やかに対応するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る