翻訳センター、シトラスジャパンを子会社化、多言語Web制作強化へ

■翻訳事業と多言語Web制作の融合で新たな成長機会を創出

 翻訳センター<2483>(東証スタンダード)は9月24日、シトラスジャパンの全株式を取得し、子会社化する株式譲渡契約を締結したと発表した。シトラスジャパンは1977年創業の多言語Webサイト制作や外国語コピーライティング事業を手掛ける企業で、訪日外国人向けプロモーションや多言語対応に強みを持つ。翻訳センターは同社の強みが翻訳事業を補完し、新たな成長機会の創出につながると判断した。

 翻訳センターは大阪・東京・名古屋を拠点に特許、医薬、工業、金融、法務分野などで翻訳事業を展開し、グループでは人材派遣や通訳、教育事業など幅広い外国語サービスを提供している。シトラスジャパンの専門性を取り込むことで、グループ全体の競争力を高め、両社のシナジーを引き出すことを狙う。株式取得価額は非開示だが、取得株式数94,520株で持株比率は100%となる。譲渡実行日は10月1日を予定している。

 シトラスジャパンの直近業績は売上高9700万円、当期純利益100万円(2025年5月期)と小規模だが、翻訳センターは同社の価値を最大化し、グループの持続的な企業価値向上につなげる方針である。同件は適時開示基準には該当しないが、有用な情報と判断して任意開示された。なお、今回の株式取得による連結業績への影響は軽微と見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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